私的旅行術 現地編4:海外旅行にオススメのwebサイト&スマホアプリ
現地編の第4回は海外旅行で使えるオススメのwebサイトやアプリを紹介します。
各項目の「webサイト」は公式サイト、「アプリ」はアプリのダウンロード・サイトにリンクを張りました。
アプリは後者からダウンロードできますし、App StoreやGoogle Playでアプリ名を検索してもOKです。
○本記事の章立て
- オススメwebサイト&アプリ1.旅行情報
- オススメwebサイト&アプリ2.航空券・ホテル・ツアー等予約関係
- オススメwebサイト&アプリ3.地図
- オススメwebサイト&アプリ4.コミュニケーション関係
- オススメwebサイト&アプリ5.海外生活関係
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■オススメwebサイト&アプリ1.旅行情報
○クチコミ&比較:TripAdvisor(トリップアドバイザー)
世界最大の旅行サイトで、観光地・ホテル・レストランなどのクチコミ情報が集まっています。実際その場所を訪ねた旅行者の情報はとても貴重。ホテルや航空券の価格比較や掲示板なども充実しています。ぼくは情報が少ない場所に行くときや最新の情報がほしいとき、こちらを見たり質問を出したりしています。日本語サイトや各国語サイトがありますが、英語サイトや現地語サイトの方が情報は充実しています。言語設定あるいは地域設定を変えて他言語のサイトもチェックしてみてください。他の言語でもMicrosoft EdgeやGoogle Chromeのようなブラウザなら翻訳して読むことができます。
webサイト(日本語) webサイト(英語) App Store Google Play
○クチコミ&比較:4travel(フォートラベル)
日本最大級の旅行クチコミサイト。国内外の観光地・ホテル・ツアー・航空券・保険・レンタカーなどのクチコミ情報のほか、価格比較や予約も可能。旅行記も充実していて、人の旅行記を読むだけでなく、ブログ感覚で気軽に投稿することもできます。
○旅行情報:地球の歩き方
同名旅行ガイドブックの公式サイト。ガイドブックの情報だけでなく、観光地やツアー・ホテル・航空券から保険・グッズまで、あらゆる海外旅行情報が集まっています。クチコミや掲示板も充実していて、旅のQ&Aや旅仲間募集の掲示板は便利です。
○旅行情報:Lonely Planet(ロンリープラネット)
世界最大の旅行ガイドブック『ロンリープラネット』の公式サイト。日本語サイトはありませんが、ガイドブックもwebサイトも旅行情報の多彩さ&ディープさでは他の追随を許しません。電子書籍のラインナップも充実しています。
webサイト(英語/スペイン語/フランス語他)
○知恵共有:Yahoo!知恵袋(ヤフーちえぶくろ)
Yahoo!知恵袋はQ&Aを中心としたサイトで、「地域、旅行、お出かけ」の「海外」カテゴリには海外旅行に関するさまざまな質問・相談・回答がアップされています。掲示板としては5チャンネルの海外旅行板等も有名です。
○日本入国支援:Visit Japan Web
日本帰国時の入国手続きをネット上で行うことができるwebサービスです。入国手続きに必要な情報を事前登録して得た二次元コードを提示することで、入国カードが省略されたり、自動の電子申告ゲートを利用できるようになったりと、入国審査と税関申告の手続きが簡略化されます。また、入国審査・税関・検疫などに関する情報提供も行っています。
○外務省:海外安全ホームページ、たびレジ、オンライン在留届
海外への旅行や留学・在住生活に関する情報を総合的に発信している外務省のwebサイトです。海外旅行の注意点や予防接種・流行中の疾病といった一般的な情報から国ごとの注意喚起まで、さまざまな情報を網羅しています。3か月未満の海外滞在の場合は「たびレジ」、3か月以上の場合は「オンライン在留届」への登録が推奨されています。
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■オススメwebサイト&アプリ2.航空券・ホテル・ツアー等予約関係
○航空券比較:Skyscanner(スカイスキャナー)、Googleフライト(グーグル・フライト)
Skyscannerは1,200社以上の航空会社・LCC・旅行代理店の航空券を一括比較できる航空券比較サイト&アプリ。月日や目的地を細かく指定しなくても検索可能で、出発時期や目的地を柔軟に比較できます。他にもGoogleフライトやskyticket、KAYAKなど、さまざまな航空券比較サイトやアプリがあります。
webサイト アプリ Googleフライト skyticket KAYAK
○ホテル・航空券・ツアー等予約:Expedia(エクスペディア)
世界最大の総合オンライン旅行会社。国内外のホテル・航空券・ツアーの検索・予約のほか、航空券とホテルを組み合わせたお得なパッケージやオプショナルツアー・レンタカー・保険など、幅広い旅行関連商品を販売しています。
○宿泊予約:Booking.com(ブッキングドットコム)
世界最大の利用者を誇る宿泊予約サイト。ホテルの掲載数やクチコミ情報が非常に充実しているほか、トラブルが起こった際の日本語サポートの対応もよいので、ぼくはしばしば利用しています。料金表示について、Booking.comは税込みで表示しています。
○宿泊予約:Agoda.com(アゴダ)
こちらも世界有数規模を誇る宿泊予約サイトです。東南アジアなどではBooking.com以上の掲載数を誇るので、ExpediaやBooking.comと一緒に検索したりしています。料金表示について、ExpediaやAgoda.comは税抜きで表示しています。価格を比べる際は注意が必要です。
○宿泊予約:Hotels.com(ホテルズドットコム)
こちらも大手宿泊サイトのひとつ。欧米に強く、10泊すると1泊無料になるなどさまざまなキャンペーンを行っていてお得に使えることが少なくありません。
○空部屋シェア:Airbnb(エアビーアンドビー)
民家や一時的な宿泊施設など、さまざまな形態の空部屋が検索できます。他の宿泊予約サイトにはないユニークな部屋が見つかることがあります。部屋を借りるだけでなく、自分が持っている部屋を貸し出すこともできます。
○無料宿泊先検索:Couchsurfing(カウチサーフィン)
無料で部屋を貸し出す人(Host)と利用したい人(Surfer)を結びつけるSNSサービス。お互いにプロフィールと自分に対する評価(リファレンス)を公開し、善意(無料)で交流を行います。
webサイト(英語/フランス語/中国語他) App Store Google Play
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■オススメwebサイト&アプリ3.地図、配車、配達アプリ
○オフライン地図:MAPS.ME(マップス・ミー)
地図を事前にダウンロードしておくことで、ネットにつながっていないオフライン時にも使用できる便利な地図です。ぼくはGoogleマップをメインで使用していますが、MAPS.MEも併用しています。ホテルやレストラン等の掲載件数も多く、現在地→目的地のルート検索も簡単で便利です。MAPS.MEとGoogleマップの使い方は次回「私的旅行術 現地編5:海外で迷わず町歩きをする方法」で解説します。
○オンライン地図:Googleマップ(グーグル・マップ)
ぼくがメインで使用している地図です。建物をクリックすると住所や電話番号・サイトから営業時間・料金・写真・クチコミ情報まで、さまざまな情報が得られます。地図以外にも、航空写真やストリートビューで周辺の様子を探ったり、マイマップでオリジナルの地図を作ったり、地下鉄やバスの路線情報を確認するなど、使える機能が非常に多彩です。基本的にはネット環境がある場所で使うオンライン地図ですが、地図の範囲を指定してダウンロードしたのちオフラインで使うことも可能です。
○道路・建物写真:Googleストリートビュー(グーグル・ストリートビュー)
Googleマップのストリートビュー機能を独立させたアプリ。通りだけでなく、一部の遺跡や博物館・競技場・ホテル・レストラン・店舗等はその中に入っていくこともできます。新しい場所に行く際にはストリートビューで周辺の状況を確認しておくと安心です。なお、このアプリを使わなくてもGoogleマップやGoogle EarthからGoogleストリートビューに移動することもできます。また、iPhoneなどiOSのマップに対してはLook Aroundが対応しています。
○地球儀:Google Earth(グーグル・アース)
バーチャル地球儀アプリ&ソフトで、画面上の地球儀で遊ぶことができます。衛星写真や地図・3Dの地形図はGoogleマップと同様の精度で、個々の家々まで確認することができます。PCの場合、ブラウザ版とソフトをインストールするGoogle Earth プロがありますが、情報が多い前者がオススメです。
○星図:Star Walk 2(スター・ウォーク2)
恒星・惑星・月・人工衛星・彗星・流星群等の位置を表示する天体観測アプリ。実際の空の様子と比べたり、任意の時間・場所の天体の状況を確認することができます。「南十字星や流星群を観察したい」「月齢を知りたい」なんていうときに便利です。
○配車アプリ:Uber(ウーバー)、Grab(グラブ)
海外ではタクシーやバイタク(バイクタクシー)、トゥクトゥクなどで移動することも多いと思いますが、英語や現地語で値段を交渉したり、目的地を伝えたり、安全性を心配したりといろいろ面倒です。UberやGrabなどの配車アプリを使えば料金交渉をする必要はありませんし、クレジットカードやデビットカードを登録しておけば現金も不要、アプリ上で場所を指定すれば目的地を伝える必要さえありません。国によって使われているアプリが異なるので、事前に調べておきましょう。
Uberサイト Uber App Store Uber Google Play Grab App Store Grab Google Play
○出前・宅配・デリバリー・アプリ:Uber Eats(ウーバーイーツ)、foodpanda(フードパンダ)
スマホのアプリやPCのブラウザ上でレストランやショップに食事や商品を注文・発注して届けてもらうことができます。配車アプリと同様、交渉の必要はないし、クレジットカードやデビットカードで支払えば現金もいらないということで、とても便利です。国によって使用されているアプリが違うので、事前に調べておくとよいでしょう。Uber Eatsは世界的に有名で、foodpandaは東南アジアに強いアプリです。
Uber Eatsサイト Uber Eats App Store Uber Eats Google Play
foodpandaサイト foodpanda App Store foodpanda Google Play
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■オススメwebサイト&アプリ4.コミュニケーション関係
○メール:Gmail(ジーメール)
日本で常用しているメールアドレスを海外で使えない人は、どこでも使えるフリーメールのアドレスを取得しておくと便利です。こちらはGoogleのフリーメール・サービスですが、GoogleのアカウントはGoogleマップやGoogleカレンダー、Googleドライブ、Google Trips、YouTube等々、さまざまな機能とリンクできる点が特徴です。こうした機能を使う方には断然オススメです。
○メール:Yahoo!メール(ヤフーメール)
こちらもフリーメールの大手。フリーメールならWi-Fiがあれば使えるし、インターネット・カフェのPCなどでもメールがチェックできます。フリーメール・サービスを使う人は、海外に出掛ける前に普段使っているメールアドレスからフリーメールに転送設定をしておくと便利です。
○SNS:Facebook、Messenger(フェイスブック、メッセンジャー)
言わずと知れた世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で、使用が制限されている中国や中東の一部を除けば世界中で利用されており、IDを交換することも多くなっています。Messengerはリアルタイムのメッセージ・アプリです。
webサイト Facebook App Store Facebook Google Play
Messenger App Store Messenger Google Play
○SNS:LINE(ライン)
日本で大人気のリアルタイム・コミュニケーション・アプリ&ソフトです。メッセージだけでなく無料通話なども楽しめます。最近はメールでやりとりするよりもFacebookやLINE、Instagram等のSNSを利用して連絡を取り合うことが多くなっています。
○SNS:Instagram(インスタグラム)
写真や動画を撮影して簡単にシェアすることができるSNSアプリです。コメントなども残せるので、Facebookと同じような使い方も可能です。
○SNS:WhatsApp(ワッツアップ)
世界的に普及しているコミュニケーションSNSアプリで、海外で友達ができるとWhatsAppで友達として登録して連絡を取ることも少なくありません。グループやチャットなどの機能も充実しています。ただ、登録には携帯電話番号が必要になります。
○IP電話:Skype(スカイプ)
無料IP通話アプリ&ソフト。SkypeIDを持つ者同士であれば、互いに世界のどこにいても無料のIP電話・TV電話・TV会議ができます。有料になりますが、電話番号を取得したり、携帯電話や固定電話に電話したりすることも可能です。
○IP電話:SMARTalk
月額基本料なしのIP電話サービス。初期費用・月額料金0で、登録者同士は無料で通話できます。また、電話番号を取得して携帯電話や固定電話に電話を掛けたり、携帯電話や固定電話からの電話を受けたりすることができます。その際の通話料金は一定で日本国内の近距離通話ほどであるため、国際電話の場合は格安になります。ぼくも利用していますが、高速のネット環境さえあれば普通の電話と同じ感覚で使えます。
○ローカル・コミュニケーション:Meetup(ミートアップ)
イベントやグループを作ったり参加したりするためのアプリ&サイト。スポーツ・ビジネス・交流等々、目的別にMeetupグループを作成・参加でき、毎日180か国以上1万近いコミュニティが活動しています。
○料理コミュニケーション:KitchHike(キッチハイク)
料理を作る人(Cook)と食べる人(Hiker)を結びつけるコミュニティ・サイト。世界各地の家庭で料理をいただいたり、外国の方をもてなしたりと、料理を介した交流が行われています。
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■オススメwebサイト&アプリ5.海外生活関係
○メモ:Microsoft OneNote、Google Keep
ぼくが常用しているノートアプリ&ソフトがOneNoteです。これまでにさまざまなノートやメモ関係のアプリを使ってきましたが、これに落ち着きました。クラウド上にデータが保存されるのでスマホとPC間で情報を同期できるほか、PDFや写真・webサイトとあらゆる情報を記録・管理できます。これに加えてちょっとしたメモはGoogle Keepも使っています。
OneNoteのwebサイト OneNote App Store OneNote Google Play
Google Keep ブラウザ Google Keep App Store Google Keep Google Play
○通貨コンバータ:通貨換算プラス
世界中の通貨を換算できる電卓風の通貨計算アプリです。電卓だと計算式を入れなくてはなりませんが、こちらなら数値を入れるだけなのでとても簡単です。ネット環境があればその時々の相場をリアルタイムに反映して計算します。
○翻訳:Google翻訳(グーグル・ほんやく)、Googleレンズ(グーグル・レンズ)
無料翻訳アプリです。テキストを翻訳する基本的な機能に加えて、訳したい文字をカメラにかざすとその上に日本語訳を映し出すリアルタイム・カメラ翻訳が便利です! 同様の機能はGoogleレンズにも登載されています。
webサイト App Store Google Play Googleレンズ
○翻訳・通訳:Papago - AI通訳・翻訳
テキスト・音声・カメラそれぞれで高精度な翻訳ができるツールです。音声やカメラなら文字を入力する必要がないのですばやく使える点が特徴。ファイルをダウンロードしておけばオフラインでも使用できます。ただ、こうした翻訳・通訳関係のアプリは多言語対応版が有料であることが多いです。
○デバイス探索:iPhoneやMac「探す」、Android「デバイスを探す」、Windows「デバイスの検索」等
スマホ等のデバイスや、MacやWindows等のPCにはデバイス探索機能が付いていることが多く、紛失や盗難の際、条件がそろえば他のデバイスやPCで探すことができます。バージョンや端末で名称は異なりますが、iPhoneやMacの「探す」、Androidの「デバイスを探す」、Windowsの「デバイスの検索」などの機能やアプリがそれに当たります。あらかじめ設定しておけば、なくしたデバイスがネットに接続された際に位置を特定し、音を出したり、メッセージを表示したり、ロックしたり、データを消去することができます。同様のことはセキュリティ・ソフトの盗難設定等でも可能です。旅立つ前に設定し、試してみるとよいでしょう。
iPhone、iPad、iPod touch、Mac で「探す」を設定する
Android デバイスを紛失した場合に見つけられるようにしておく
○電子書籍リーダー:Kindle(キンドル)
電子書籍を読むためのアプリ&ソフトで、専用端末がなくてもPCやスマホ・タブレットで電子書籍やPDF・テキスト等を読むことができます。Kindle版は紙媒体より安いし、海外でも日本の本や雑誌が購入できるので重宝しています。ただし、海外から日本のAmazonに接続してKindle本を購入する場合、制限がかかることがあります。制限された場合、後述するVPNを使えば購入やダウンロード等ができるようになります。
○オンラインストレージ
オンラインストレージ(クラウドストレージ)はネットワーク経由でファイルのダウンロードやアップロードができるクラウドサービスです。ここにデータを保存しておけばデバイスを失ってもデータがなくなることはありませんし、パスワード等を知っていれば別のデバイスからでも簡単にアクセスできるうえに、ファイルやフォルダの共有も簡単です。無料で数GBを開放しているサービスが多いので、とりあえずアカウントを作って試してみるとよいでしょう。
ファイルは基本的にオンラインでしか使用できないので、オフラインでも使用したい場合は、そのファイルの設定を「オフラインアクセスを許可」「オフラインで使用可能にする」「このデバイス上で常に保持する」などにしておきましょう。
オンラインストレージからファイルを消した場合、PCやスマホなど、同期しているすべての場所からファイルが消えてしまうので注意が必要です。
Googleドライブ OneDrive iCloud Dropbox
○写真の保存・管理:Googleフォト(グーグル・フォト)
15GBまで無料のフォトストレージ。自動アップロードを設定しておけばスマホやタブレットで撮影した写真や動画を自動的に保存するほか、カメラなどで撮影した写真も保存・管理できます。クラウド上にバックアップしておけば、PCやスマホを盗まれたりデータが壊れたりしても安心です。
○写真の保存・管理:Amazonプライム・フォト(アマゾン・プライム・フォト)
Amazonのプライム会員に提供されている容量無制限のフォトストレージ。動画やPDF等のファイルは5GBまでといった制限がありますが、高画質の写真データを無圧縮で保存することができます。
○Wi-Fiスポット検索:Wi-Fi Finder(ワイファイ・ファインダー)
無料・有料のWi-Fiスポットを検索するアプリ。位置情報から自分がいる周辺のWi-Fiスポットを探したり、地名で検索することができます。すべてのスポットや施設が表示されるわけではありません。
○ATM検索:Mastercard Nearby(マスターカード・ニアバイ)
MasterCard、Cirrus系のATMを探索するwebサイト&アプリ。ただし、すべてのATMが表示されるわけではありません。
○ATM検索:VISA Explore(ビザ・エクスプローラー)
VISA、PLUS系のATMを探索するwebサイト&アプリ。こちらもすべてのATMが表示されるわけではありません。
○ATM検索:JCB ATMナビ
こちらはJCB系列のATMを検索するwebサイトです。
○音楽認識:Shazam(シャザム)
アプリを立ち上げて音楽を聴かせると曲名を回答する音楽認識アプリ。旅先で耳にした音楽を手軽に調べることができます。
○公開VPNサーバー:VPN Gate(ブイピーエヌ ゲート)
筑波大学の公開VPN中継サーバー・プロジェクトです(VPNについては「私的旅行術 現地編2:海外でのインターネットの使い方」で解説しています)。海外で日本のTV配信を見ることができなかったり、中国でGoogleやLINE、Twitter、Facebookに接続できないなど、海外ではインターネットアクセスに制限を設けている国があります。その場合、日本のVPNサーバーを使うことで見えるようになったりします。このwebサイトはフリーのVPNサーバーを公開しているので、それらを設定画面から指定して接続するか、PCなら "SoftEther VPN Client"、スマホやタブレットなら "OpenVPN Connect" というアプリを使って接続することができます。詳細はサイトの「接続方法」で確認してください。無料で使用することができますが、通信速度は非常に遅いです。
○VPN:OpenVPN Connect(オープンブイピーエヌ コネクト)
検閲回避やより安全なインターネットアクセスを行うためのVPNアプリ。上のVPN Gateで公開しているVPNサーバーに接続して使うことができます(詳細は上のwebサイト参照)。VPNは本来、データを暗号化したり仮想ネットワークを構築することによって安全性を確保し、情報を盗まれたり改竄されたりといったことを防ぐために使用されます。重要な通信にはVPNを使いたいところです。
○VPN:Proton VPN
世界的に評価されているVPNアプリです。日本語版はありませんが直感的に使用できると思います。一部は無料で使用することができます。通信速度や安全性にこだわる人は、大手のVPN会社の有料サービスを使用することをオススメします。
○パスワード管理:Google パスワード マネージャー、iCloud キーチェーン他
パスワード管理アプリです。ログインするときのIDやメールアドレス、パスワードをアプリやブラウザに記憶させている人は多いと思いますが、スマホやノートPCを盗まれたり、元となるGoogleやiCloudなどのパスワードを突破されたら記憶させているすべてのIDやパスワードが一気に流出してしまいます。これを防ぐために信頼できる専用のパスワード管理アプリに記憶させておくものです。ぼくは総合セキュリティソフトとしてカスペルスキー セキュリティを使用しているので同社のパスワードマネージャーを使っていますが、ブラウザにはIDやパスワード等を記憶させず、ここに記憶させるようにしています。PCとスマホ、タブレットも同期させて一元化して管理しています。
Googleパスワードマネージャー iCloud キーチェーン
○語学学習:東京外国語大学言語モジュール
東外大が開発したネット上の無料言語教材。30か国語近い教材が公開されていて、フレーズ学習から発音・文法・語彙まで、分野別に学習できます。大学生の初習者を想定しているため、とてもわかりやすい構成になっています。大阪大学など他の大学でも同様のサイトがあったりします。
webサイト スマホ向けサイト 大阪大学高度外国語教育独習コンテンツ
○ニュース:SmartNews(スマートニュース)
ニュースをジャンル別に表示するニュース・アプリの定番。国内・政治・経済・国際・エンタメ・スポーツ・グルメといったチャンネルの他に、新聞や雑誌・通信社・まとめサイト等のチャンネルを追加することができます。
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次回は地図アプリを使った町歩きの方法を紹介します。